いい嫁をやめるまで

10年かけて同居解消、そしてほぼ疎遠状態になるまでの記憶と記録

バスタオルは持って行くもの?

初めましてのご挨拶のため、現旦那の実家に泊まりに行ったわけなんだけど…。


突然ですが


よそ様のお宅に泊まりに行く際、バスタオルって持って行くものですか?


正解なんて各家庭で違うんだろうし、私はお客様にはバスタオルは出してあげたい派です、という事を前置きとして。


私は自分の家にお客様が泊まりに来た時は、お客様用バスタオルとフェイスタオルと言うのを準備して、お風呂に入るときには「これ使ってね。」という風にしてきた。バスタオル持参は学校のキャンプとかバスタオル有料とかの温泉だけだと思ってずっと生きてきた。友達の家に泊まりに行かせてもらっても同じ様にバスタオルとフェイスタオルを出してもらっていたという記憶しかない。実家でもそうだった。親戚が泊まりに来た時もバスタオルは用意していたと記憶している。


さて、後の婚家となる家に2日間お世話になったときの話。
お風呂をすすめられて「お先にいただきます」と挨拶をして脱衣所に入り、服を脱ぎ始めて気づいた。…あれ?バスタオルない???脱衣所のタオル掛けにはこの家の家族の分のタオルが掛かっていた。でももちろん私の分はない。それっぽいお客さん(その時は一応お客さんのつもり)用のものも準備されていない。


さて、どうしたものだろう・・・。


もう半分服ぬいじゃったし、バスタオルなんて持ってきてないし、「バスタオルどこですか?貸して下さい。」なんて事も言えず・・・。結局たまたまポケットに入っていた大きめのハンドタオルで髪の毛、身体、全部拭くという情けない状態になってしまったんだよな。当然大き目とは言え所詮ハンドタオル、びちょびちょになりましたわ。


翌日は学習して、カバンに入れていたフェイスタオルを持参してはいったけどね。


これも???な出来事だった。バスタオルを準備する/準備しないというのはその家庭によって違うんだろうし、準備してない私がいけないとも言えるんだけど、「バスタオルは貸してもらうもの」と信じて疑わずに生きてきた私にとってはかなり衝撃的な出来事だった事なんだよね。


ちなみに、同居開始後、後の姑の親戚が何人か法事で泊まりに来ることになるんだけど、その時もバスタオル、出してなかったな。
私が
「きれいなバスタオルとか準備しておきましょうか?」
と言ったら、
「なんで???」
と微妙な空気の後、却下されたことがあったな。その微妙な空気の中には「そんな必要ない」って雰囲気がびゅんびゅん醸し出されてた。
泊まりに来た親戚は持参したフェイスタオルを各自使い、泊まっていた部屋の自分のカバンの上とかに広げて干してたっけ。
何日か泊まったはずだから、そのタオル、洗わずに毎日使ってたんだろうね?
私ならせめて、洗濯してあげるのに…とか、干すためのハンガー出してあげたのに…とか思いつつ、出しゃばれずに何もできなかったな。


バスタオル一つで各家庭の違いを思い知るという…この先この出来事と比べ物にならない位のカルチャーショックを数えきれない程受けるという事を、この時の私はしるよしもない…わけである。

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